阿部先生の中国語話者のための「日本語ってどんなことば」[18]似た言葉の使い分け -「嬉(うれ)しい」と「楽(たの)しい」- (有翻译)
[18]似た言葉の使い分け-「嬉(うれ)しい」と「楽(たの)しい」-日本語だけでなくどんな言葉を勉強するときにも、単語を覚えなければなりません。最初は数が少ないので、他の単語と意味が重(かさ)なることは少ないのですが、単語の数が増えるにつれて、意味の似た言葉がたくさん出てきます。従って、みなさんが日本語で話したり文章を書いたりするときには、言葉の使い分けをしなければならなりません。これはけっこう面倒なことです。私がこの単語はここでは使えませんよというと、辞書で単語の意味を調べたのだから間違いはないはずだと文句を言って、納得(なっとく)できないという顔をする学生がよくいました。しかし、言葉は意味を覚えただけでは使えないのです。どのようなときに使うのかということも覚えなければならないのです。この言葉の使い分け...阿部先生の中国語話者のための「日本語ってどんなことば」[18]似た言葉の使い分け-「嬉(うれ)しい」と「楽(たの)しい」-(有翻译)
[21]曖昧表現(あいまいひょうげん)「~的」(てき)「わたし的にはランチならこのレストランがいいと思うんだけど、あなた的にはどう?」こんな若者の言葉を聞いたことはありませんか。「的」は本来英語で形容詞を作る接尾語から作られた言葉で、中国語に倣(なら)って名詞の後ろに付けて形容動詞を作り出す言葉として、江戸時代の終わりから明治にかけて広く使われるようになったと言われています。特に明治には、西洋文化を取り入れる際に多くの新しい漢語が作られましたが、「な」を直接付けて形容動詞にしにくい言葉に「的な」を付けて形容動詞にするということが行われたようです。「的」は「日本的な雰囲気」のように似ているが本来のものとは少し違うとか、「無意識的な行為」それに近いという意味を表しますが、ここに取り上げた若者の言葉は少し違うよ...[21]曖昧表現(あいまいひょうげん)「~的」(てき)
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